帯付きで歩くなんて恥ずかしい!?

みなさん、一度は聞いたことありませんか?

「帯付きで歩いているなんてみっともない!」
「帯付きなんて恥ずかしい」
「帯付きなんて失礼」

これ、本当にそうですかね?
そもそも帯付きって何?

今日は、着物を着はじめると聞こえてくる
着物独特のルールやマナー
初心者さんが悩みやすいポイントについてお話ししたいと思います。

着物初心者さん必見です!
最後まで読んで頂き、是非お役立ていただければ幸いです。

目次

帯付きってなに?

着物の上に羽織や道行などを着ずに、
着物と帯だけの姿のことを”帯付き”といいます。

昔は、玄人さんが帯付きで歩いていて、一般の人は上に羽織っていたようです。
そこから、お出かけするのに羽織も羽織らずにはしたないなどと言われたようです。

ただ、なぜ羽織っていたのかは私の想像ですが、昔の方は持っている枚数も少なく大切に着ていましたよね。
そうなると着物が汚れるのは避けたい。
であれば、なるべく着物も帯も汚れないように上に羽織や道行を着ていたのではないでしょうか?

実際、現代でも羽織や道行は防寒や見た目以上に汚れ防止に意味がありますよね。

帯付きは失礼?

結論から言うと帯付きが失礼とか恥ずかしいということは全くないと思います!

上に何かを着ることが、防寒や汚れ防止だったのであれば、
本人が寒くなくて、汚れるリスクがあっても良いと思えば
帯付きで歩こうが構わないわけです。

今でもフォーマルな時は道行を着ていくということもあります。

ただ、これも絶対ではないと思うのです。

フォーマルの際の道行着用推奨は基本はやはり汚れ防止と
華やかさを見せないという日本人独特の謙虚さ?なのかと思いますが、
むしろ私だったら見せてほしい!笑

カジュアルでもフォーマルでも本人さえ良ければ堂々と帯付きで歩いて欲しいです!

因みに、羽織には寒い時期だけではなく4月〜10月に着る
薄羽織もあります。

そもそも暑い時期に羽織る意味って!?

薄羽織の場合は完全にオシャレと汚れ防止ですよね。
着たい人は着ればいいのです。

着ないとダメ!だったら今の日本の気候では死人が出るかもしれません。。。

羽織と道行の違いとは?

着物の上に着る物としては

羽織、道中着(道行、雨コート)、コートがあります。

雨コートは文字通り、雨の時に着るカッパのような役割です。
着物をしっかり覆う長さのあるものになります。

コートは洋服の時に着るのと同じようにウールのコートが一般的です。

今回は帯付きと言われないように羽織るものの話なので、
羽織と道行を見てみましょう。

◎道行(みちゆき)

カジュアルからフォーマルまで使える

前開きでボタンや紐で留める、襟の形が特徴的なものになります。
写真のような長さからくるぶしまであるような長いものもあります。

道中着なので、コートと同じく外でしか着ません。

室内では脱ぎます。

◎羽織(はおり)

カジュアル

前開きで羽織紐で留めます。
最近はビーズでできたものやマグネットで止めるタイプのものもあります。

カーディガンと同じような扱いなので、
室内での着用が可能です。

道中着と呼ばれる道行などのコート(襟の形によって名前が違う)と
室内でも着られるカーディガン的な役割の羽織。

この2種類の用途の違いを覚えておけば
本来脱ぐべきものを着たままお宅にお邪魔してしまうといった
失敗はしなくて済みますね!

まとめ

帯付きは恥ずかしくない!

羽織やコートは防寒や汚れ防止、おしゃれのためのもの。
個人の好きにすれば良い。

羽織やコートを羽織ることのメリットにもう一つ大きなものがありました!

それは・・・

帯結びが苦手な人は隠せるということ

お太鼓でなく半幅帯であろうと見えないこと

ちょっと上手く着れなかった時に隠せるということ

重ね着のオシャレを楽しむも良し

ボロ隠しに羽織るも良し

誰かに何かを言われるから着るのではなく
自分の選択として着用できれば良いですね♪

最後に・・・

私のおすすめはショールです!

羽織やコートをサッと畳める自信がない、
時間がない時にもクルッとまとめておけば良くて
もちろん汚れ防止にも防寒にも着物に合わせて差し色を使ったおしゃれにも!

大判の一枚を持っておくととても便利だと思います!

是非お試しくださいね。

自分で着られるようになったけど
いまいち綺麗に着られない・・・
久しぶりに着ようと思ったら手が回らない・・・

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最後までご覧いただきありがとうございました。
1つでもお役に立つことがあったら幸いです。

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